北東青協 統一行動報告 7道県連の取り組み

北東青協第18回交流集会の集合写真
北東青協第18回交流集会の集合写真(2026年5月)

北海道と東北6県の青年部で構成する北東青協は、新しい仲間を迎え、今いる部員とのつながりを深めるため、各地の活動に広報や訪問を組み合わせた。統一行動を見直した経緯と、7道県の活動を紹介する。

1.統一行動を見直した経緯

  • 5月の幹事会 コロナ禍を経て曖昧になっていた統一行動の目的を見直し、「組合を知ってもらい、新しい仲間を迎えること」と「今いる部員同士のつながりを深めること」の二つを確認した。
  • 9月の幹事会 各道県の行事やボランティアを生かし、ポスター掲示、チラシ配布、訪問を組み合わせる方針を決めた。

2.評価

  • 北海道では保育園の修繕に合わせてポスターを掲示し、山形では地域の祭りでチラシを配布するなど、各地の活動を通じて組合を知ってもらう機会をつくった。
  • 秋田では訪問先で部員の仕事や暮らしの話を聞き、岩手では組合員から「これからも頼りにしている」との声が寄せられた。こうしたやり取りも、配布枚数や訪問件数だけでは表せない成果の一つである。
  • 今回の報告で確認できたのは、主に当日の働きかけと相手の反応である。その後の問い合わせや加入、部員の定着にどう結びついたかは、まだ分からない。

3.課題

  • 職人の声をどう聞くか。
    職人が何に困り、どんな情報を必要としているのかを聞ける場所や機会を考えたい。
  • 部員が納得して参加を続けられる形をどうつくるか。
    仕事の段取りをつけて集まる部員の負担を考えながら、活動の目的や、参加して得た手応えを部員同士で共有する方法を探りたい。

職人の一言をきっかけに声のかけ方を変えた経験や、部員の声を受けて活動の時間帯や役割分担を見直した例など、全国の青年部の皆さんから、各地の工夫や率直なご意見をお寄せいただきたい。

4.各組合の取り組み

各道県連から寄せられた報告を、取り組みの内容に応じて三つに分けて紹介する。
以下、道県別の報告は原文のまま掲載する。

地域貢献と組み合わせた取り組み

北海道

保育園修繕ボランティアの集合写真
保育園修繕ボランティアに参加した道連青協の皆さん
園庭での木材の組み立て作業保育園内での修繕作業ホールで木製テーブルを修繕する様子玄関の棚を取り付ける様子
北海道の報告

道連青協は、今年で第6回目となる「道連青協保育園修繕ボランティア2026」を11月1日(日)に寒さ厳しいなか実施。札幌市「真駒内保育園」および「認定こども園まこと」「発寒ひかり保育園」の3カ所を「札幌市こども未来局」の協力のもと修繕作業を行いました。実施にあたっては、事前に現地調査にて修繕箇所を確認したうえで、作業当日の午前は福原青協議長を中心に8人の幹事が2班に分かれて、剝がれてきているクロスの張替えと、玄関の棚の制作と設置、園庭のすのこの制作と設置を行ったあと、3箇所目の保育園に集まり、ささくれのある木製テーブルの修繕(電動サンダーによる研磨など)を行いました。終了後は園長から感謝の言葉を頂きました。

【ボランティア実施保育園】

・真駒内保育園
園内ホールのクロス張替え

・認定こども園まこと
①玄関の棚3カ所の制作と設置
②園庭のすのこの制作と設置

・発寒ひかり保育園
園内ホールのて木製テーブルのささくれ箇所の修繕

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青森

青森市役所駅前庁舎前での集合写真
青森市役所駅前庁舎前での集合写真
青森市内での清掃活動
青森市内での清掃活動
青森の報告

10月4日(土)青森県連青年部は統一行動を行いました。昨年も〃時期に開催し、夏のような暑さでしたが、今年は肌寒い気温で、青年部自慢?のポロシャツが着れず、青森県連の黄色いジャンパーを着用して行動しました。今年の統一行動は昨年と同じ清掃活動と組合PR活動として、青森市で電動工具や作業服を取り扱う小林ハードウエア(株)様へ全建総連ポスターと青森県連作成のクリアファイル、ポケットテッシュを届けるという内容です。

まず、清掃活動は青森県連事務所を出発し、あすなろ橋を渡り青森駅前から青森市の昼の繁華街、新町通りに入り、青森市役所駅前庁舎の前で記念撮影をし、安方から柳町方面に向かいました。ここまではさほどゴミは落ちておらず、やっぱり青森市はきれいな街だと実感していたのですが、青森市の夜の繁華街の本町エリアに入ると空き缶、ペットボトル、吸い殻、そして謎のDVD2枚とたくさんのゴミが落ちて、大変拾いがいがありました。

そして目的の小林ハードウエア(株)様店舗に到着し、県連組合の物資を届け、県連事務所まで、再度ゴミを拾いながら戻り、往復1時間半ほどで5袋分のゴミを拾いました。

清掃活動という新しい取り組みの職人ご用達のお店へPRするという内容でしたが、青年部の仲間の協力のもと無事に終えることができました。

これからも青年部一丸となって活動してまいります。

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福島

組織拡大ポスターと参加者の集合写真
組織拡大ポスターと参加者の集合写真
JR本宮駅前での清掃活動
JR本宮駅前での清掃活動
福島の報告

全建総連福島青年部は県連合会の青年部活動を中心的に実施している福島・飯坂・郡山・須賀川・会津・いわきの6組合で全建総連の組織拡大ポスター設置に取り組みました。設置は概ね10月後半から11月中に、地元の建材店や飲食店、公共施設など幅広く掲示をお願いすることとしました。

また、10月25日には、これまで北東青協統一行動の一環として活動していた地域のゴミ拾い活動を通じた組合のPR活動について、本年度も継続して取り組みました。

活動場所は県連合会事務所の近くにある、JR本宮駅前で実施し、当日は地域のお祭りが開催されていました。

ある来場者から「全建総連じゃないか。俺も入っているぞ」と声をかけてくれた組合員の方がおり「若い人たちで頑張ってるね。お茶でも飲んでいきな」と飲み物をいただきました。

人出が多く、組合のPRに繋がりました。次年度以降も活動を継続したいと思います。

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人を訪ねる取り組み

岩手

現場を訪問して資料を手渡す様子
現場を訪問して資料を手渡す様子
岩手の報告

岩手県連組織部では10月22日に16名(うち山本青年部長ほか、青年部から1名)が参加し、花巻市内で組織拡大行動を行いました。会場(花巻市交流会館)を起点に、東西南北の4チームで行動し、組合加入事業所や工事現場、道具販売店舗や材料店など、事前にリストアップした先を中心にアポなしで訪問活動を行いました。市内の東エリアを担当した青年部チームは6か所を訪問し、組合チラシやメモスタンド、お茶などを渡しました。また道具販売店舗などにはポスターも渡して掲示して頂くよう依頼しました。訪問先の組合員からは「いつも組合にはお世話になっている。これからも頼りにしているので、頑張ってほしい」などの温かい言葉も頂きました。

参加者からは、「拡大行動は、すごく敷居が高い活動で大変だと思っていた。実際にやってみると、硬く考えずに笑顔を作りながら接すると相手も併せてくれ、話やすかった」などの感想が聞かれました。これからも引き続き行動することで、ひとりでも多くの方の組合加入へ繋げていきます。

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秋田

青年部員宅への訪問活動
青年部員宅への訪問活動
訪問先の玄関での声かけ
訪問先の玄関での声かけ
ホームセンターでのポスター掲示
ホームセンターでのポスター掲示
店舗内にポスターを掲示する様子
店舗内にポスターを掲示する様子
修繕作業に取り組む青年部員
修繕作業に取り組む青年部員
秋田の報告

青年部員訪問活動・ポスター掲示依頼10月4日、青年部レクレーションが始まる前に秋田東支部の青年部員訪問活動を行いました。青年部員宅を訪れるのは昨年に続き2度目となります。この日は佐々木青年部長の他、佐藤幹事(秋田東)、加藤幹事(仁井田)、澤田さん(築山)の4名が参加し、組合の宣伝チラシを持ちながら10世帯を訪問しました。

今回は青年部員が在宅していたお宅が2件あり、チラシを手渡し仕事環境や日常生活に関する話題で会話を広げながら支部行事や青年部活動への協力をお願いしました。また、現場内で未加入者を見かけたら声をかけていただくよう依頼しました。その他にもご家族が対応してくださったお宅もありました。

後日、佐々木部長と小番副部長がホームセンター「コメリパワー秋田卸町店」へ組織拡大ポスターの掲示依頼をしたところ、快諾していただき、店内へ掲示していただくことができました。県外の青年部に後れを取らないよう、今後も活動を続けていきたいと思います。

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掲示や配布の場を広げた取り組み

山形

組合の広報資料を紹介する青年部員
組合の広報資料を紹介する青年部員
地域の祭りで資料を手渡す様子
地域の祭りで資料を手渡す様子
山形の報告

山形県連青協では、9月・10月を青年部組織拡大月間に設定し、地元組合青年部が各地域の特色を生かしながら建設組合を知ってもらい、期間中に県内全域で拡大運動を盛り上げるために、それぞれの活動に取り組みました。田川青年部は「つるおか大産業まつり」「しょうない秋まつり」でポスター掲示とチラシ80枚を配布。北村山青年部は自動車整備工場へポスター掲示。天童青年部はチラシを天童市役所に置いてもらい、組合の周知を図りました。山形青年部は現場訪問で組合加入勧奨や青年部活動紹介を実施し、川西青年部では組合員がよく利用するラーメン店にポスターの掲示をお願いしました。他にも、組合事務所にもポスターを掲示し、改めて青年部活動・組合加入について周知しました。

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宮城

宮城の報告
取り組み
建デポ仙台で組合PR活動に参加した幹事6人の集合写真
建デポ仙台で組合PR活動に取り組んだ宮城県連青年部の幹事6人
組合の紹介ポスターを手にした様子チラシを手にした青年部員PR用コーヒーを紹介する青年部員県連オリジナルラベルを貼ったPR用コーヒー

10/26(月)、宮城県連青年部の幹事6名で、朝7時から建デポ仙台において、建設職人の皆さんを対象とした組織拡大・組合PR活動を行いました。組合の紹介に加え、関心が高いと思われる「建設国保と市町村国保の違い」と「安衛法改正」を知らせるチラシを、県連作成のラベルを貼ったコーヒーとともに配布しました。あわせて、店舗のご協力をいただき、店内にポスターを掲示し、チラシも置かせてもらいました。建デポ仙台のチラシは県連にも置かせていただいており、今後も双方にメリットがある関係を築いていきたいと考えています。

配布したチラシ

文章が多いと読んでもらいにくいため、イラストだけでもおおよその内容が伝わるよう工夫しました。各チラシの表面画像を押すと、表裏2ページのPDFが開きます。

組合紹介チラシの表面 PDFを開く安衛法の改正の表面 PDFを開く
組合紹介チラシ安衛法の改正
組合のメリットや、加入・紹介の案内改正のポイントをイラストで紹介
紹介キャンペーン(仲間の声)の表面 PDFを開く建設国保と市町村国保の違いの表面 PDFを開く
紹介キャンペーン(仲間の声Ver)建設国保と市町村国保の違い
組合員の声を交え、仲間の紹介を呼びかける保険料の決まり方や給付の違いを、図とイラストで比較。
評価と反省

まず成果です。一般のイベントで広く配るのとは違い、今回は職人に絞って情報を届けることができました。声をかけた相手が組合員だった場面や、「お疲れさま」とねぎらいの言葉をいただく場面もありました。具体的な効果はまだ分かりませんが、組合を知らなかった方に存在を知ってもらう、「0から1」の接点をつくれたことは収穫です。

一方で、課題もありました。

一つ目は、声かけの難しさです。仕事前の忙しい時間帯で、しかも初対面のため、足を止めてもらうのは難しく、話を聞いてくださった方にも一方的な説明になってしまいました。どこの誰の活動なのかを一目で伝えるための、のぼり旗などの準備が足りませんでした。信頼関係のない相手に話を聞いてもらう難しさから、知人を通じた紹介の有効性も、改めて感じました。

二つ目は、運営面の負担です。居住地が異なる部員が、仕事の段取りをつけて朝7時に集まるのは、決して小さな負担ではありません。活動への理解や意欲だけに頼ると、参加できる人が限られてしまいます。交流や情報交換など、参加する側にも得るものがある活動にする必要がありますが、その意義を実感してもらう機会づくりは非常に難しく、義務感ややらされ感を生まない運営が課題です。

こうした点を踏まえ、今後は三つの取り組みを進めたいと考えています。

一つ目は、紹介や問い合わせにつなげる環境づくりです。組合員の皆さんが知人を紹介するときに、相手の求める情報を簡潔に伝えられる資料を整えます。また、関心を持った方が自分で調べて相談につながれるよう、ホームページの情報も充実させます。

二つ目は、配布方法の工夫です。声かけの仕方や、関心を引く品物・話題を工夫するとともに、職人の方と接点を持ちやすく、部員も参加しやすい場所と時間帯を検討します。

三つ目は、継続できる体制づくりです。PR活動を単体で行うのではなく、何かのイベントと組み合わせて実施することで、部員の負担を抑えつつ、参加する側にも意義を感じてもらえる形を探ります。

組合の認知や信頼は、一度の活動で築けるものではなく、継続的な取り組みが必要です。しかし、そのたびに人の労力がかかることを考えると、継続できる体制をどうつくるかが最も難しい課題です。即効性は期待せず、相手の反応と参加者の負担を確かめながら、無理のない範囲で続けられる活動を探っていきたいと考えています。

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